2019.11.8


海外旅行は、10年以上も行っていない。
そろそろ足腰がおぼつかなくなってきて、まだ少し歩けるうちに行っておかないとこのまま終わっても淋しい。
香港はちょっときな臭いのでパス、ソウルも時期的に無理っぽい。台北は一度行ってみたいと思っていた。

大陸では台湾を含めてひとつの中国だとおっしゃるが、現地ではどんな気配なのか。
何かわかるのだろうか。台北って都会なのだろうか田舎なのだろうか。

何にも知らずにあんまり調べずにぽわっと飛行機に乗った。







市内・朝の散歩


空港から連れて行かれたホテルの隣にあったお寺さん。へえ、台湾のお寺さんってこんなんなんだ。かっこいい!


高松まで高速で走って暗くなる前に搭乗手続きを終えた。空港でいっぱい飲んで気勢(奇声かも)を上げた。


台北の夜景っぽい。空港で台湾ドルに換えた。陳腐なお札が手元に来た。こんなんで大丈夫?


隣の寺院の写真。これが台湾かあ。もう充分に堪能した気分。


朝の散歩に出た。ひしめき合って建っている使い込んだアパートの一群はなかなかの迫力だ。原付が多い。


近くの公園まで行ってきたが遠くの建物は美術館か。太極拳の時間を過ごしている集団もある。やはり台湾だ。




市内観光・まずは行天宮へ


三国志に出てくる武将・関羽がこんな所で商売の神様として奉られている。ま、いいか。。


車窓から台湾総統府


日清戦争で日本の統治下に置かれた台湾と教えたが現地の人の受け止め方は好意的でソウルとは違って感じる。


中正紀念堂・蒋介石の博物館


蒋介石が毛沢東に負けて台湾に渡ったと、これも教えてきたが現実の台湾ではどう受け止められているのか。
台湾という島は、九州を少し小さくした位の島で原住民の外に過去多くの人々が中国本土から渡って来ている。
蒋介石たち30万人は最後に台湾に渡ってきた人たちと案内の人は紹介していた。温かみを感じた。



故宮博物館


 蒋介石が台湾に渡る時に清朝時代の宝物をごっそり持ち出したとさ。やるねえ!

白菜  「翠玉白菜」は清の第11代皇帝光緒帝の后、瑾妃の嫁入道具として紫禁城の永和宮に飾られていたもので、
清廉潔白を意味する白菜の上に子孫繁栄と多産を意味するキリギリスとイナゴが配されています。
色が分離したヒスイ輝石の形と天然の色合いを活かし、白い部分を茎、エメラルド色の部分を葉に見立て、
みずみずしい質感までも見事に表現しています。    あるところからの抜粋です。






忠烈祠・台北101




 忠烈祠 戦没した英霊を祀る祠 で、この衛兵の交代式が有名になったとか。まばたきしてはいけないんだって。


両替で立ち寄った台湾銀行。風情あるねえ。


地下鉄MRT。読めない漢字ばっかり。


超近代的な台北101。市内で見かけた三輪トラックを添えてみた。



九分・饒河街夜市 (ぎょうががいよいち)


台北市内からバスに揺られて小一時間。大雨の中を365段の階段登って夜の九分を歩いてきました。
ちょっと無理があるとは思いましたが何度もある機会ではないのでがんばりました。
最後のホットコーヒーが幸せでした。


日本では、九分の町中にある建物が2001年公開の映画「千と千尋の神隠し」に登場する湯婆婆の湯屋を彷彿させると有名になった。


最後に市内に戻って解散。饒河街夜市という屋台街に入り込んで鉄板焼きの中華でお開きにした。
写真は隣のなんとか言うお寺さん。四日間、中華料理三昧で過ごしたがどれを食べても旨かった。




後記


「台湾人」という言葉を何度か耳にした。
ここの人はたちは、自分たちをどうも中国人とは呼んでいない。
つまり、台湾は独立した国家だと暗に表現しているようにも感じる。

車中泊の旅をたくさん経験してから、こうした旅行をやってみると
旅と旅行の相違点・一致点がたくさん出てきて面白い。
具体的に何かを書こうとは思わないが、こんな暮らしをしている現在を
とても有り難く感じている。

2019.11.8